本の記録
読書感想文。
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獣の奏者 探求編/完結編
11月 02日 * 01:48 * 上橋 菜穂子 *
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なんだか最後は本当にやるせない感じでしたが、けれどもよかった。
人間は何故戦争するのか、争うのか、同じ過ちを繰り返すのか。

同じ過ちを繰り返さないために、起きたことを伏せて同じことが
起きないような仕組みを作って巧妙に事実を隠すこと。
そうやって隠蔽して守る平和は、果たして本当に正しいのだろうか、という物語。
過去の過ちは過ちで人は胸に刻みつけねばならない。

隠してもいずれ破綻してしまう。
ならば包み隠さずに伝えれば良いのだと思う。
それでなお、同じ過ちを繰り返すほど人間は愚かなじゃないと思うし、そう信じたい。

エリンの、「本当はどうなのか、隠されたことを知りたい。」というただひとつの欲求は
だからこそ感動したのでした。


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虚空の旅人
08月 26日 * 09:02 * 上橋 菜穂子 *
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虚空の旅人 (新潮文庫 う 18-5)
虚空の旅人 (新潮文庫 う 18-5)
上橋 菜穂子

守り人シリーズの4作目。今回はバルサではなくチャグム君のお話。
チャグムすごく成長していて頼もしかった。
何気にトロガイ師がとても好きなのですが、今回出てこなくてちょっと残念。

しかし、戦争の前触れなにおいも感じさせつつ、まだまだ続く感じを匂わせて物語を終わらせているところがニクイ。

次が待ちきれない。
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闇の守り人
05月 29日 * 19:57 * 上橋 菜穂子 *
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闇の守り人 (新潮文庫 う 18-3)
闇の守り人 (新潮文庫 う 18-3)
上橋 菜穂子

守り人シリーズの2作目。
実は1作目より前にこちらを読んでしまった私。
主人公のバルサがどういう人物なのか、チャグムという人がいったいどんな人なのかがわからないまま読み進めてしまったという。

精霊の守り人を読んで納得した箇所がチラホラありましたが、この一作だけでも十分楽しめる物語です。
自分の過去と決着をつけるため、生まれ故郷に帰ってきたところから物語は始まる。
決着をつけるためだった旅は、思いもよらぬ物語へ発展していくんだけれど、そのおかげでバルサは色々なことを知ることになる。
済んでしまったことに蓋をしていても自分自身は納得ができないことってある。
そういうことは自分自身で決着させるしかない。
そうでないとその物事自体に自分自身が縛られてしまうから。

そういうことはきっと誰にでもあることだと思うんだけれど、蓋をしたいような出来事って大抵嫌な出来事なわけでね、結構しんどいものだと思うんだ。
乗り越えないといけないことほど乗り越えるのが厄介なのはなぜなんでしょうね。

けれどその後に得るものは、決して小さくはないんだよね。
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狐笛のかなた
05月 18日 * 01:37 * 上橋 菜穂子 *
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狐笛のかなた (新潮文庫)
狐笛のかなた (新潮文庫)
上橋 菜穂子

どことは知れないけれど、とてもとても日本に似た場所のお話。
ファンタジーでも守り人シリーズとは違ってとても日本的。
梨木 香歩を思い出したり。りかさん。
人とか人でないものとか、そういうことを踏み越えて誰かのことが好きになる、離れられなくなる、大切になる、自分よりも尊重してしまうことのまっすぐさがとてもとても心に染みる物語でございました。

人を愛するってとっても幸せなことだし、人を恨み続けるってとっても不幸なことだよね。
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精霊の守り人
05月 10日 * 13:28 * 上橋 菜穂子 *
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精霊の守り人 (新潮文庫 う 18-2)
精霊の守り人 (新潮文庫 う 18-2)
上橋 菜穂子

主人公は30歳。女。用心棒。カンバルという国の出身だけれど、新ヨゴ王国で暮らしている。短槍を使ったとてもとても強い用心棒。
ひょんなきっかけで、半ば無理やりに新ヨゴの第二皇子の用心棒にさせられてしまう。
皇子は不思議な物の怪にとりつかれている。
物の怪を抱えつつ、皇子の命を狙う追っ手から逃げつつ、皇子の周りの人々はあるひとつの真実にたどり着く。

そこからがまたドッキドキの展開。
久しぶりにがっしりどっしりとしたファンタジーを読みました。
読み終わって本を置いた後に来る余韻と、満腹感。

ここではないどこか、いまではないいつか。
逃げるのではなくて、いま、ここでしっかり生きるためのどこかといつか。
素敵ファンタジーってのはそういう物語のことを言うんだろうな。

このシリーズ、文庫ではすでに3冊出ていて、シリーズとしては完結していて10作目まであるとか。
すでに一気に3冊読んでしまったけれど、まだまだ楽しめるぞー、と、いまから楽しみに文庫化を待っていたり。
(待ちきれなくてアニメ全部見ちゃったり。)


※アニメ版も大変面白かったです。
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