本の記録
読書感想文。
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対話篇
05月 23日 * 19:54 * 金城 一紀 *
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対話篇
対話篇
金城 一紀

金城一紀を制覇してみよう、と思い立って購入しました。
この方が書いた本は、この対話篇以外すべて漫画化しているのですが、漫画は読まない方向で。

読みやすくて若い子受けする小説がどんどこ漫画になっている気がします。漫画は漫画でオリジナルを作り続ければいいのになぁ、と思うのは私だけなのでしょうか。まあいいや。

さて。
これは短編集です。
短編と言っても1冊に3つの話だから長めの短編。
他の金城作品を読んでいるとなじみのある名前や設定が出てきます。
SPEEDに出てきた大学のお話。

「対話篇」というだけあって、どの話も誰かと誰かの対話で話が進んでいく。
静かに静かに進んで行くのだけれど、主人公は対話相手との何かを通してひとつの結論を得てゆく。

生きることはそんなに悪い事じゃないっしょ。何があったって。
って事が言いたいんだろうな。
この人の小説はみんなそうだけれど。

独特の優しさは健在。よい本でした。
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GO
05月 23日 * 19:51 * 金城 一紀 *
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GO (講談社文庫)
GO (講談社文庫)
金城 一紀

知っている人は知っていると思いますが、私は小説や映画で本当によく泣きます。
はい。GO。映画にもなったからきっと有名。

在日韓国人の男の子のラブストーリーというか青春小説。
私は青春小説が多分好きなのです。
青臭いのが大好きなのです。

「名前ってなに?
 バラと呼んでいるその花を
 別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」

という、シェイクスピアのロミオとジュリエットの引用から始まるこの小説。
最後はちゃんとこの引用文のところまで帰ってくる。

恋愛小説と謳いながら、それ以外の要素も結構たくさんなので、最後が駆け足で終わった感も否めないけれどこれをきっちり描いたらそれはそれで野暮ったいのかなとも。

高校生の男の子が羽ばたくきっかけが、惚れちゃった女の子ってのは、すごくよいなぁ。
嘘っぽさがなくてよい。
そこにくっついてくるさまざまが、差別だったり育った環境の違いだったりするわけで。

恋愛なんていう超個人的な個人対個人の問題に直面したら、そりゃ国境だってなんだって関係ない。
恋愛のおまけでくっついてくるさまざまな「なにか」は、その恋愛が終わっても財産になりつづけることは多い。

で、小説読んだら映画観たくなって。
でもGOは持ってなくて。
それで家にあってまだ観ていなかった「ピンポン」と「ホテルビーナス」を観ました。

泣きました。(またかよ)

動く窪塚を観て、GOが観たい欲求が増したのは当たり前と言っちゃあ当たり前のお話かもしれませんね。

はぁ。。。映画観たい。
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SPEED
05月 13日 * 00:11 * 金城 一紀 *
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SPEED
SPEED
金城 一紀

シリーズものはやはり、順番に最初から読んでいくべきなのです。

レヴォリューションNo.3でザ・ゾンビーズの事、メンバーのことを描き、フライ、ダディ、フライで前作の過去を描き、今作でレヴォリューションNo.3の後半部分、そして少し先を描く。

おそらく主題は、今作の最後に言った、アギーのママの言葉に尽きるのではないかな。

「あの子たちも最初からタフだったわけじゃないんだよ。空を飛ぼうとして何度も落ちたり、誰かに羽をもがれそうになったり、でもそのたびにどんどん強くなってフリーバード(自由な鳥)に近づいていってるんだよ――」

ザ・ゾンビーズは高い高いところを見ている。
それが出来ないなんて思わないから徐々に高いところへ高い所へ近づいて行ってる。

強い人を強いな、いいなと分け隔てているうちは絶対にそうなれなくて、自分のいるこことあの人のいるそこは繋がっているってことをわからないとだめなんだなー。なんて。いい本を読みました。
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フライ、ダディ、フライ
05月 13日 * 00:10 * 金城 一紀 *
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フライ、ダディ、フライ (The zombies series (SECOND))
フライ、ダディ、フライ (The zombies series (SECOND))
金城 一紀

第二弾。ゾンビーズ。で、映画化した小説。

この本自体が「ザ・ゾンビーズ」シリーズの本なのでこれを読む前に「レヴォリューションNo.3」を読んでおいたほうが楽しめると思う。

しかし映画もよく出来た映画だったんだな、と感心してしまった。小説を読んだ後で。

さておき。
青春小説。
主人公は47歳だけれど、青春小説。
主人公を含め、かわいい男の子が沢山出てくる小説。

登場人物の「愛してる」の使い方がとっても好きです。
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レヴォリューション No.3
05月 13日 * 00:08 * 金城 一紀 *
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レヴォリューション No.3
レヴォリューション No.3
金城 一紀

金城一紀のゾンビーズシリーズの1冊目。
おちこぼれ高校生。けれどお目目きらっきらしてる高校生。
素敵です。青春です。
そして、優しい。

彼の別の著作「GO」は日韓の差別問題を強めに押し出して書いていますが、こちらではうっすらと描いています。
それが嫌味ではなく、優しく映ります。

まあ、こんな高校生いないんだろうけど、男の子の友情が羨ましく思えたお話。
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映画篇
05月 12日 * 23:59 * 金城 一紀 *
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映画篇
映画篇
金城 一紀
8月31日、区民会館にてローマの休日上映会。

こんなキーワードでつながった5つのお話。

夏休み最後の日は、今は31日ではなくなってしまったけれど、やっぱり8月31日っていうのはとても切ない1日であって。


心地よい物語の重たさと軽さ、そしてやはり、金城作品には男の子が必須アイテムのような気がしました。

夏休みの終わるせつなさにぴったり。
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