本の記録
読書感想文。
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オーケンのほほん学校
05月 28日 * 20:08 * 大槻 ケンヂ *
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オーケンのほほん学校 (Talking Loftシリーズ)
オーケンのほほん学校 (Talking Loftシリーズ)
大槻 ケンヂ,ロフトブックス

オーケン、のほほん学校というトークライブのようなものを、結構頻繁に行なっているのですが、そのライブのよりぬきトーク集です。

ゲストがすごい。

1時間目 ゲスト・みうらじゅん
2時間目 ゲスト・中島らも
3時間目 ゲスト・大川豊/ニトログリセリン
4時間目 ゲスト・水野晴郎/西田和昭
昼休み オーケンひとりしゃべり
5時間目 ゲスト・岡田斗司夫
6時間目 ゲスト・イノウエアツシ/増子直純/水戸華之介
補習授業 ゲスト・みうらじゅん


それぞれのゲストに合わせて、カラーの変わるオーケンも面白いですが、本にするだけあって、ゲストの面子が濃いですね。。。

・・・みうらじゅんが目立ちますが。

目立つだけある。みうらじゅんは面白い。
口先でしゃべってるのになんであんなに次々と面白い言葉を作り上げるんだろうあの人。
頭の回転がなんだ、高速だ。

で、話するの好きなんだなーきっと。
いい歳のおっさんだけど、きっとこの人は周りから可愛がられてるんじゃないかしら、なんて思いつつ爆笑。

大川豊とか、久しぶりに聞いた名前でした。
大川興行の「花火」の発生の由来についても語っています。

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しょっちゅうやってるライブなのでね、行きたいなぁとは思うのだけれどね、なっかなか外に出られる時間じゃないんだなぁ。(悲
なのでせめて本で!という。

ファンじゃなくてもかなり笑えるだろうな、と、お勧めできる一冊。
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ロッキンホース・バレリーナ
05月 28日 * 20:07 * 大槻 ケンヂ *
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ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫 お 18-15)
ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫 お 18-15)
大槻 ケンヂ

「18歳で夏でバカ」

という帯が非常にしっくりくる小説。
あらすじは割愛するとして、オーケンも青春時代を振り返る歳になったのかしらん、というのが感想。

青い青い、恥ずかしい時代の一生懸命な感じを、すごく暖かい目線で描いている。恥ずかしくてかっこ悪いのがローティーン。それが青春。みたいな。

「女の子って同じようだけど、エッチするとみんな違う。まるでガンダムのようだ」
「男の子ってみんな違うみたいだけど、エッチしてみたらみんな一緒。まるでガンダムみたい」

っていう、主人公とヒロインの台詞が非常に印象深いです。
不器用に、意地張りながら、それでも恋に落ちていく二人の姿はとてもほほえましい。

「ロッキン・ホース・バレリーナを履いて、爪先立ちしているときだけ町子は素直になるの」

なんてとってもかわいらしい台詞も出てきます。

実在のバンドが多数出て来るのも、もうオーケン小説では定番となりつつありますね。
グミチョコレートパインとはまた違った、でもやっぱり青春小説。

格好悪い青春時代の経験のある人にはとても懐かしく読める一冊なのでは。
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グミ・チョコレート・パイン パイン編
05月 28日 * 20:05 * 大槻 ケンヂ *
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グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)
グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)
大槻 ケンヂ

あいつらが簡単にやっちまう30回のセックスよりも 「グミ・チョコレート・パイン」を青春時代に1回読むってことのほうが僕にとっては価値があるのさ
(峯田和伸)



これですね。この「グミ・チョコレート・パイン」です。
おそらく彼が歌ったのは「グミ編」「チョコ編」なのでしょう。

私も青春時代に読んだクチです。

グミ編、チョコ編を10代の終わりに読みまして。
完結編であるパイン編を読んだのが20代の終わり。

10年ブランクがあるというのに、おさらいもしないで読んでしまったわけで。
書いているほうのブランクは8年だったかな・・・?
8年もブランクがあれば、書き手だって色々と変わるわけで。
そんなものがどばーっと出た感じのパイン編でした。

パイン編で「自伝的」ってのがなくなってます。
強烈な経験をしつつ、賢三君は何かを学びましたね。
いくつになってもこういう視点で青春を描けるってのは素晴らしい才能なんではないかと、思ったりした一冊。

ロッキン・ホース・バレリーナと並んで手に取って欲しい小説。

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ロコ!思うままに!
05月 23日 * 19:38 * 大槻 ケンヂ *
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ロコ! 思うままに
ロコ! 思うままに
大槻 ケンヂ

その時々の何かがそのまま出てくる小説だなぁ、と、大槻ケンヂの小説を読んでいて本当にそう思うのだけれど、昔の小説と変わったのは、過去の自分みたいな人達を底から掬いあげる優しさを感じるところ。

読み返してみると、共通するテーマがどうやら「ロック」であるらしいとわかり、自分で驚いている。

なんて本人は書いているけれど、きっと他でもない自分自身がロックに掬いあげられたからそういう物語になっているんじゃないかなぁ、と思う。

これからも青春小説作家として小説を書き続けていくかぎり、大槻ケンヂで頑張る力をもらう少年少女は少なくないでしょう。これからも。

・・・いい大人になっても、そっと掬い上げられてたりするなんてのは内緒の方向で。

ま、一生乙女ですから。ハイ。
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リンダリンダラバーソール
05月 23日 * 19:08 * 大槻 ケンヂ *
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リンダリンダラバーソール (新潮文庫)
リンダリンダラバーソール (新潮文庫)
大槻 ケンヂ

サブタイトルの「いかす!バンドブーム天国」が、この本の全てを現していると思います。
エッセイのような小説のような、筆者の大槻ケンヂが体験したバンドブームというものを、バンド側視点ナナメ上くらいから描いた本です。


ただただ、モテたくて音楽やりたくてなんか表現したくて活動していたバンドマン達が、ブームという名の大きなお祭りのお神輿に乗っけられて置き去りにされる、そんなようなことが書いてあります。


ただただ、当時そのブームに乗っけられた張本人としての戸惑った視点と、当時を振り返った大人視点と。
この冷静さ加減が心地よい。


当時、バンドブームに乗っかった人も、今バンドやってる人も。バンドブーム知らない人も。


きっと楽しんで読める、そんな一冊。


本の後半は当時活躍していた様々なバンドのことを、バンドごとに書き綴っています。ライバルだったり、仲間だったりした、同じブームを共有した人たちのことを、甘すぎず辛すぎずといった視点で。


色々なことを、重たくなく、なんとなく考えてしまった、読後。
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縫製人間ヌイグルマー
05月 23日 * 19:02 * 大槻 ケンヂ *
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縫製人間ヌイグルマー (ダ・ヴィンチ ブックス)
縫製人間ヌイグルマー (ダ・ヴィンチ ブックス)
大槻 ケンヂ

格闘技マニアなオーケンがうきうきしながら書いたんじゃないかと思うような格闘シーン満載。
えー、詳しい人ならそこでもかなり楽しめるのではないかと。
(私は残念ながら格闘技に暗い)

高円寺のクリスマスは、踊るゾンビの阿波踊り大会。
なんだかもう、震えます。嬉しくて。
この発想はオーケンにしかできないね。

愛や友情や勇気を堂々と謳いあげる。臭いほどに。
でも謳いあげてるのはヌイグルミ。

その辺のバランス感覚が大槻ケンヂのよさなのだと勝手に解釈しています。


「綿いっぱいの愛を怒りに代え! 布破れ!綿もはみで!体もげてさえ!
 命をかけて守ってみせよう!ボタンの瞳にかけて、正義と君を!!
そう、我が名は友情の戦士! 縫製人間 ヌイグルマー!!!!」


ラストが、静かに切ない感じにしあがっております。
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神菜、頭をよくしてあげよう
05月 13日 * 00:20 * 大槻 ケンヂ *
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神菜、頭をよくしてあげよう (角川文庫 お 18-14)
神菜、頭をよくしてあげよう (角川文庫 お 18-14)
大槻 ケンヂ

大槻ケンヂのエッセイ。
めったにエッセイは読まないのだけれど、大槻ケンヂのエッセイは読みます。ファンだから。

 2002年〜2005年んい書いたエッセイをまとめたもの。Weeklyぴあの連載やWEBダ・ヴィンチの連載から抜粋されている。

 オーケンは一時期自律神経失調症やらパニック障害やらでどん底に落ちてた時期があるのだけれど、そうなった経緯が事細かに説明されていた。どうしようもない理由で何年も苦しんだという、第三者から見たら笑い話になるような話。

 人生の中で起きる色々なしんどいことを、笑い話にして片付ける、という方法があって、まさに今その渦中にいてしんどくてしんどくてどうしようもなくても、「これもそのうち笑い話になる。ネタになる」と、思い続けてやり過ごすっていう生き方。

 こういう考え方ってどれだけ自分がしんどいところにいても、なんとなく客観視してるから出来る事なんだよなぁ多分。でも一方でそっちの「困った状態」にどっぷり浸かってる自分もしっかりいる。俳優が演技に入り込みつつ、客席視点でどう見えるかを計算しながら振舞うみたいなね。

 要するに、人生をネタにして生きてるわけだ。素敵だなぁ。

 他人の目を気にせず、好き勝手振舞う感じも大変読んでいて心地よい。自宅に十数体のヌイグルミがいて、寝室のベッドをヌイグルミに明け渡して自分は布団で寝てる、とか、そのヌイグルミにベビー服を着せたら本当に可愛かった、とか。世間的にそういうことがどう思われるのかも分かったうえで堂々としているところが心地よい。いい感じの開き直りっぷり。

 作家・オーケンの入り口がエッセイって人も多いと思うのだけれど、読みやすく軽い文体であっさり読めるので、確かにお勧めです。ちょっと暇な時や通勤時に最適。
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