本の記録
読書感想文。
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キノの旅
05月 23日 * 19:26 * 時雨沢 恵一 *
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キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))
キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))
時雨沢 恵一,黒星 紅白

簡単にどういう話かご説明しますと、主人公のキノが、愛棒のエルメスと旅をします。あちらこちらの国を、見て回ります。…以上です。


というのは、筆者のあとがきにある、筆者自身の作品解説です。

この通りですね。

ライトノベルだけあって、さっくり読みきりました。

色々な国を旅するファンタジーです。
本当に色々な国を旅するのだけれど、どこの国にもいるのは、人間なんですね。

どこの国のルールからも、外れた人間が、あちこちの国のルールを観て感じていく。
そして、自分は何者なのだろうと。

青臭いです。

ターゲットの読者層が若いから当たり前とも思います。
けれどもう30にもなろうというのに、社会というものの作ったルールから微妙にはみ出す自分がいるのを否定も出来ず、こうしてこういう本を読み続けるわけです。

ルールにかっちり嵌る人間など、実はどこにもいない。
色々な国の色々なルールを観てまわったキノが、たどり着く国なんかないんだろう。

ルールを頭から信じて、順応していくことと。
そのルールから飛び出して何かを見つけることと。

どっちを選ぶかは自分次第。

小説の中のお話しですけれどもね。

その中でどう折り合いをつけて生きていくのか。
員数外の淋しさに耐えられるのかしら。私は。そして、キノは。
色々な打算、体力、精神力。

現実は打算して折り合ってこれでいいかと生きていく、それでも、猫見たり犬見たりで生きて行く。
だから、思考くらいすっ飛ばしてもいいよね。
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