本の記録
読書感想文。
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燃えつきるまで
05月 23日 * 19:32 * 唯川 恵 *
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燃えつきるまで (幻冬舎文庫)
燃えつきるまで (幻冬舎文庫)
唯川 恵

失恋小説。
5年付き合った恋人に、突然別れを告げられるところから、物語が始まります。

過酷。
振られて、じたばたして、受け入れて、諦める一歩を踏み出すまでの話なので、設定が非常に過酷です。なにもそこまで…っていうくらい主人公は悲惨な状況に追い込まれます。

時間が解決する。というかそれしか解決手段はない。ということを、経験した人たちは知っている。
絶え間なく続く痛みに耐えながら、苦しみに耐えながら。
そこであがいたりもがいたりしながら。

「30過ぎたら体力がない」なんて言葉が何度か出てきたけれど。色々な意味で年齢は関係がないよなぁ、なんて思ったり。
この小説の中のような出来事、そっくり19歳の頃に経験している私。
さすがに不法侵入まではしなかったが、それにほどなく近くみっともない事をしてきている。沢山。

やれるだけやって、それでもダメで、学んだ事は多かった気がする。
それは、この本の最後で主人公が語っている事そのままなのだけれど、それをここで書くのは控えておこう。


いやしかし。
普段どれだけきつい物語を読んでも、それなりに物語として消化するのですが、私。
この本を読んでいる間、失恋気分を引きずりそうになりました。

失恋の過程の描写のリアルなことリアルなこと。
出来れば一生味わいたくない思いのひとつひとつが丁寧に描写されている。

燃えつきるまで、とことんまで。
燃えつきて、次に踏み出す。そうしないと不完全燃焼になってしまう。
後までずっとくすぶる。
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