本の記録
読書感想文。
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白夜行
05月 28日 * 19:52 * 東野 圭吾 *
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白夜行 (集英社文庫)
白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾

ある男の子と女の子の19年の話。
不幸なのは男の子の頭がよすぎた事。

男の子の頭のよさが半端ではないことが、周りの登場人物によって浮き彫りになる仕組み。

タイトルになっている白夜。
一言ずつだけ、男の子と女の子の口から語られる単語。

一言ずつしか発せられないからこそ、強烈に印象に残り、彼と彼女の印象を決定付ける要素になる。

よくできた小説でした。大変面白く読みました。
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時生
05月 28日 * 19:51 * 東野 圭吾 *
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時生 (講談社文庫)
時生 (講談社文庫)
東野 圭吾

過去の自分の恩人が、我が息子がだった、みたいな話。
ファンタジーだと思う。
帯にミステリーってついてることがよくわからない一冊。

思い出すのは浅田次郎の「地下鉄(メトロ)に乗って」
主観が逆になったパターンのお話、のような気がします。

23歳だった主人公に、大人になるきっかけを与えたのは自分の息子で、その息子はほかならぬその主人公に育てられたからこそ素敵な17歳に育っている。

卵が先?鶏が先?みたいな話なのだけれど、正直どうしようもなかった主人公が少しずつ学んでいって大人になっていく姿勢の描き方はよかった。

竹美さんが素敵過ぎるキャラクターで愛せます。
あんな風に強くしなやかに生きていきたいなぁ。

ラストの一言で「あぁん、もう」ってなります。
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容疑者Xの献身
05月 23日 * 19:39 * 東野 圭吾 *
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容疑者Xの献身
容疑者Xの献身
東野 圭吾

天才数学者が主人公。
私の偏見で言うと、非常に理系の香り漂う人物。
私が持つ理系人間のイメージを濃縮したようなキャラクターを持っている主人公。

理系と文系の差って、イメージで言うとストライプとグラデーションっていうのがしっくり来るんじゃないかなと思っていて。
だから冷酷なまでに線を引けてしまう。
そんな人物の遅くて特殊な初恋と失恋の話。

ミステリー、だけれど恋愛小説。純愛というのはこういうものなのだろうけれど、彼からしたら至極当たり前の行動なわけです。
純愛というものが見返りのないものだとするならば、これは純愛ではないのではないかなとも思う。

彼は、恩返しをしただけなのだから。

けれど主人公ほど綺麗に線の引ける人間というのはそういないのも事実で、だからこうなるのも当然、と言える結末。
非常に切ないけれど初恋というものは実らないのが常でもあるわけで。

初恋で失恋した時に学ぶ事ってものすごく大きいなぁと思っているのですが、だからこそこの結末の後、主人公は何かを捕まえるのではないかなと思ったりしながら余韻に浸っていました。

もろに文系人間の私とは、強さと脆さの加減が見事に正反対なんですね。こういうキャラクター。
作品中、「この人も数学が得意でなさそうだ」と主人公が心の中でつぶやくシーンが非常に印象的。

つまり、そういうことなのだなぁ、と、妙に納得してしまいました。

例によって号泣したのは言うまでもないことで。オススメです。
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