本の記録
読書感想文。
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一鬼夜行
11月 03日 * 21:58 * 小松 エメル *
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物語は、心を完全に閉ざしてしまっている人間の喜蔵と、
妖怪の癖にものすごい人間っぽい小春っていう鬼のわくわく同居生活。
小春のキャラにやられて読み進んでいくうちに、物語が意外な方向に進む感じがよろしい。
そしてなんだかんだでホンワカハッピーエンドなのもよい。
頑なであることは一見強い。けれど、頑なであることは柔軟であることにはどうしても勝てない。
そのものの所属がなんであれ、そのものの本質を見て、対個人として接すること、
すなわち、その人を偏見なくまっすぐに観るちからの大切さ。清々しさ、綺麗さ。強さ。
そんなものが物語の中に散りばめられていまして。

初出がポプラ文庫ピュアフル、ということは、10代の若い子向けの小説なのですね。
このラインの小説はまず読みやすく、わりと爽やかにしみじみできるので私はとても好きです。
好みだろうけど。


今、私が入り込みたくて仕方のないところ。
江戸時代。妖怪の世界。
あんなふうに妖怪がわやわやと出てくる世界は、それはもう本当に楽しいだろうなと思うわけです。

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