本の記録
読書感想文。
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大江戸妖怪かわら版2 異界より落ち来る者あり 其之二
08月 22日 * 00:18 * 香月 日輪 *
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香月日輪の妖怪時代劇。とはいえ、主人公は現代の日本から異界の江戸に迷い込んで来た少年。
相変わらず説教臭い小説ですが、つい読んでしまうのは妖怪の描写が素敵だから。
あとご飯が美味しそう。

正直説教部分は、もう少し説得力持たせてもいいんじゃあないの?とは思うのです。いつも。
あれでは中学生は「何いってんだか」ってなってしまう気がするのです。
けれど読んでいくうちにあれも香月日輪の味だと思うようになり、要するに慣れたのでしょう。

相変わらずさらさらと読めるので漫画感覚。
頭を休ませたいときにぴったりな小説です。

やっぱり妖怪には江戸時代が似合うのだよなあ。

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桜大の不思議の森
11月 22日 * 20:50 * 香月 日輪 *
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神様や不思議がいっぱい、自然いっぱいの村で暮らす桜大とその周囲の人達のお話。
相変わらず出てくる食べ物が美味しそうである。食べたい。
その時期のものを山や森から採ってきては戴くという暮らしは素敵だなあと思うものの、
生まれも育ちも東京の自分からは現実味がなさすぎる世界でもある。

東京は怖いところだ冷たいところだと言われがちですが、
生まれてから見事に土着している私の東京愛は結構なものです。
生まれ故郷を愛する気持ちは、桜大君と通じるところがあるのだよなあ。

彼の暮らす世界には妖怪も幽霊も神様も精霊もいるわけで。
そういうものを、どの子どもたちも当たり前に見て育っている。

そういうものは特別なものではないと私は思っています。

私達の暮らす日常の中に当たり前にあるもの。
その延長にあるもので、当たり前のもの。
お化けだ妖怪だ悪霊だ神様だと区切るべきものではないもの。

しかし、人々が暮らす畑や家には彼らは降りてこないわけで、
人も森や山にはむやみに入らないわけで。
延長線上にありながら、お互いの領域は侵さずに共存している感じ。

この感じは、梨木香歩のからくりからくさを読んだ時に感じたものにすごく似ている。
ちなみに梨木香歩の描く世界はそういうものが多い気がする。

見えないから特別なんじゃないということ。
香月日輪は、すべての作品からそんなことを伝えているような気がしていて、
この作品は、その要素が色濃く出ているなあと思ったのでした。

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妖怪アパートの幽雅な日常
11月 03日 * 22:06 * 香月 日輪 *
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妖怪アパートはシリーズもの。全部で10巻くらいになるらしいです。
身寄りのない高校生が妖怪と変な大人にまみれた暮らしをしつつ成長する物語ですが、
一般文庫で出ているものの児童文学、ラノベの雰囲気が強い。
まるで漫画読んでるみたいに気軽に読めてしまうので、頭を休めるのにちょうどいいシリーズ。

ものすごく漫画的にキャラが立っているのと、料理の描写が異常に丁寧で美味しそうなのもきっとこの本の特徴。
本っていうか、この著者の、かな。
この方の別シリーズ、僕とおじいちゃんの魔法の塔も料理の描写が秀逸、、、というかね。
どう読んでも妖怪アパートの住人の子供時代の話なんだよね。これ。

漫画モードからいきなり説教モードに入る、読んでいると「がくっ」となる箇所も随所にあるこの方の小説。
気づけば「だがそれがいい」と読んでいる私。
出てくる男の子が本当に本当に可愛くて、「もう!お前はもう!」ってぎゅっとしたくなるのでござる。

出てくる子は皆なんだかんだと家庭に縁の薄い子なのだけれど、血のつながってるという意味ではなく、家庭の話なんだよなぁ。描かれてるのが。

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